VOLUME EIGHTEEN 3/07
ヒント:‘バカだよね、本気でこれやってたんだから’。これは昨年CD化なった彼等へのレココレ評だ(不当だ!)。ビートルズに心酔した米出身の彼等は、67年末のデモ作「New World」を携え渡英、なんとパーロフォンとの契約に成功。69年初頭からABBEY ROAD スタジオで、アラン・パーソンズ、ジェフ・エメリック等ビートルズ組のスタッフにより、ビートルズと同じ機材でアルバムのレコーディングを完了。しかしゴタゴタが続き、シングルのリリースは69年半ば。この2年余りの時間の遅れは痛かった。グループも分解、LPは結局オクラに。リリースは結局シングル2枚のみ、幻のバンドだ。こういう音源のCD化は大歓迎。ちなみに、私は「New World」に即死でした。67年中にリリースを見ていたら、歴史が変わっていたかも。
VOLUME SEVENTEEN 14/06
ヒント:南アフリカ出身のソングライター・コンビ。野心を持ってロンドンに乗り込み、IMMEDIATEからシングルを
1枚リリースするもダメ。その後、マイク・ハーストに認められてDERAMで2枚をリリース、1枚は27位とヒットを記録するも、
その後活動は無し。後年、メンバーのDENVER GERRARDはソロ・アルバムを残している。
VOLUME SIXTEEN 05/06
ヒント:‘らしい’ルックスは、見かけ倒し的側面が強い。だいたい、睨んでるヤツがいるバンドって、ダメなんだよな。
68年デビュー、NEMS、BELL、CBSに計5枚のシングルを残す。なんと、その1stが英4位の特大ヒット!もう1枚もマイナー・
ヒット、そしてLPまで残す栄誉に恵まれた。後に加わったメンバーの1人が、後年KING
CRIMSONに加入することでも知られる。
VOLUME FIFTEEN 24/05
ヒント:演奏能力の高さは、本当にすばらしい。SHADOWSの次に上手いのは、彼等ではないだろうか?ちょっと早めの62年にPYEから
デビュー、メンバーの死も乗り越え、その後67年までPARLOPHONE、FONTANAでコンスタントにシングルを出すものの、やっぱり
チャート無し。カッコイイんだけどなぁ。しかし、LPも出ているのは奇跡、すでに伝説になったアイテム!!BEAT系最高額アイテムでは?
VOLUME FOURTEEN 17/05
ヒント:こういうバンドが存在していたことを知らしめてゆくことが、HOT VINYLの責務と考えている。つまり、
@チャート無しA4〜5人組みのBEAT BANDBPYEからリリース歴ありCシングルのみ、という要件をすべて満たしたバンド。
4つのレーベルから5枚のシングルを残すも、すべてMISS。あー、愛しき彼等よ!「A
Shot Of Rhythm And Blues」かっこいいんだけどなぁ。
VOLUME THIRTEEN 10/05
ヒント:リーダーはバーミンガム出身。62年からDECCA、PYE、STRIKE、YOUNGBLOODを渡り歩きコンスタント
にシングルをリリース。SOUL POPの旗手として、ロンドンのクラブ・シーンでは一部で熱心なフォロワーを生んだが、
やはりチャートは無し。LPも無し。彼等の音なら、現在でも使えるはず。ぜひチェックしてみて。
VOLUME TWELVE 03/05
ヒント:産声をあげたのは、59年のリバプール。63年にかろうじてチャートした曲が2曲あるだけだが、ベテランだけあって
演奏力には定評があり、ライブを収録したEPは超名盤。66年に解散するが、メンバーはそれぞれプレイヤーとして名声を得、
70年代にはROXY MUSIC、GILLAN、STEALER'S WHEEL、DEAF SCHOOLなんてバンドのメンバーに、その名を見ることが出来る。
VOLUME ELEVEN 29/04
ヒント:おっと、今回はいきなりデカい写真。またまたマイナーなグループですが、64年にCARTER=LEWIS作のシングルで、43位という
下位ながら、チャートしているだけ立派。全部で4枚のシングルを残したが、他はサッパリ。その後みなどこへ行ったやら?
VOLUME TEN 20/04
ヒント:‘スコットランドのビートルズ’と称され、地元グラスゴーでは人気だった。ちょっとSOULっぽいサウンドを引っさげロンドンに
進出、キンクスやスモール・フェイセスから賞賛の声もあがったが、まったくヒットには恵まれず。確かに、しつこさが耳に付き、
ヒット・チューンとは程遠いなぁ。それに、このファッションはどうだ??DECCAとCBSに計7枚のシングルを残す。どれも高額だ。
VOLUME NINE 12/04
ヒント:38位という下位へのチャートが1曲のみ。もちろんLPは無し。おまけに近年の再評価によりレコードは高額。
このコーナーへの参加資格バッチリ。ヴァイヴを効果的に使い、シビれるくらいカッコイイ曲が多い。この写真のメンバー
のうち2人がTHE RUTLESでプレー、ギッチョのリード・ギターのフレーズは、完全に狂ってます。やはりもう死んでます。
※次回更新は数日遅れます
VOLUME EIGHT 06/04
ヒント:個人的に大好きなバンド。米のスタンダードやソウルを積極的にカバーしていて、私なんぞ、ほとんどの有名曲を彼等のカバーで
覚えたほど。典型的な4人編成のビート・バンドらしいナイスな演奏は、さすが叩き上げの実力派。LP収録の曲はどれもカッコよく、高額アイテム
なのもうなづける。チャート的にもまずまず恵まれていて、EP2枚、LP1枚を残した。66年にリーダーが病死、活動が滞ったのが悔やまれる。
VOLUME SEVEN 29/03
ヒント:いかにも、という67年くらいの服装が、かなり私好み。67年2月に45位に入った曲がある(1週のみチャート)が、PICCADILLY、
PYEに残した7枚のシングルは総じて売れ行き悪く、LPを残すことなく69年に解散。その後バンド名を変えてのエロ・サイケ1stシングル
がいきなりBBCで放送禁止、リリースが見送られたが、あなたも知っている、独特の作風を誇るバンドとして大成する。まだやってるらしい。
VOLUME SIX 22/03
ヒント:前回登場バンドよりはるかにヒット曲が少ないものの、1曲のBIG HITにより今までで一番名の売れているバンド。
アルバムも2枚を残している。売れていない活動後期のシングル曲、私好みのちょいサイケっぽいPOP ROCKが、カッコイイ。
もうちょっと売れてもよかったはずの、現在でも評価が高いバンド。ん?今日はハッピー・バースデイ?
VOLUME FIVE 16/03
ヒント:今コーナーで初めて、売り上げ良好だったバンドが登場。63〜66年に8曲をTOP50に送りこみ、LPまでリリース。
ベタなバンド名だが意外や歴史は古く、60年にTHE MAVERICKSとしてスタート。甘いコーラスとソフトなサウンドで人気を博したが、
やはり66年以降急激に失速。この写真は背景がいいよなぁ。この時計塔、地元のシンボルです。
VOLUME FOUR 08/03
ヒント:なにはともあれ、バカなショットである。私とY田氏で、よく‘まったくダメだね’と語っている、超ツマラナイ音楽
をやっていた輩等である。WHOのフォロワーとして(勝手にね)65年にマーキュリーからデビュー、4枚のシングルとEPを1枚残すが、
まったく売れず。そのEPは最悪の内容にもかかわらず、オニ高アイテムとして知られる。そう、‘EPが高いバンド’として有名だ。
VOLUME THREE 01/03
ヒント:63年デビュー。PYEに4枚のシングルを残す。コンセプトは‘葬儀屋’。ライブの衣装は真っ黒の襟高コート、棺に入って現れたりしていた。
64年のシングルが49位にチャート、アルバムもレコーディングされたがリリースは見送られ、66年に解散。
後、ベーシストは近年評価高いソロ・アルバムを何枚か発表し、いくつかのバンドに参加してセッション・シンガーとしても名を馳せる。
VOLUME TWO 23/02
ヒント:イギリスで最初の黒人ビート・グループとして知られる。63〜69年の間に5つのレーベルを渡り歩き9枚のシングルをリリースするが、
チャートとは終始無縁でLPリリースも無し。良い曲が多く、HOT VINYLではいつも彼等のシングルを探しているが、なかなか出会えない。
70年代に入り、ボーカリストがソウル・グループで復活、英bPヒットをカッとばす。
VOLUME ONE 18/02
第1回にして、いきなり難問かな?
ヒント:英チャートには3曲を送り込み、64年3月には最高9位に。
アルバムのリリースには至らず、66年に解散。
解答が気になる方には、店頭でこっそりお教えします。