PIPP
「Otaki」


63年に結成し、71年の解散まで活躍、人気を博したニュージーランドの代表的なロック・グループFOUMYULA。69年から英国に活動の拠点を移すも、現地ではすでに似た名前のグループが存在していたということでこのPIPPという名前で活動をすることに。本盤は解散の年である71年にDECCAからリリースされたシングルで英国ではこの名義での唯一のリリース。サウンド的には時代のトレンドであった米国南部風ロックやブルースロックっぽいノリを取り入れた、それでいて親しみやすいキャッチーな作品。作曲はメンバーのWAYNE MASON。面白い曲名だが、出身のニュージーランドにはその名前の街があるのでそこから取ったのだろうか。プロデュースを担当したのCHRIS ANDREWSはADAM FAITHやSANDIE SHAWのヒット曲を手掛けたあの有名な作曲家ではなく、マニアックな人気を誇るフリークビート系グループFLEUR DE LYS等で歌手として活動していたTIM ANDREWSのこと。


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