BILLIE LAINE
「Ev'ry Chance I Get」


トリニダード出身の女子歌手BILLIE LAINE。PHILIPSから本盤とEPを1枚のみを残しており、EPの収録曲(ジャズ・ポピュラーのスタンダード系)から見るとおそらくジャズ歌手として活動していたのだろうか。本作も同年に米国の人気ポピュラー歌手JULIE LONDONが録音・リリースしていた楽曲を取り上げている。が、LONDONのそれが比較的ストレートなジャズだったのに対し、このBILLIEのヴァージョンは米国の人気R&B歌手RUTH BROWNあたりを思わせる50年代のR&B調のアレンジでの歌唱。このあたりは本人の希望だったのか、それともレーベル側の思惑だったのだろうか・・・こんな素敵なアレンジを手掛けたのはこの後DUSTY SPRINGFIELDを手掛けるIVOR RAYMONDE。


前のページに戻る