SUGAR SIMONE
「Spinning Wheel」


70年代にはTITO SIMONE名義でレゲエ歌手として人気を博した彼、SUGAR SIMONE。60年代初頭から歌手や裏方として活動を開始、JACKIE FOSTERやSUGAR AND DANDY等の名義でスカやポップなR&B風のシングルをリリース。67年にCBS傘下のマイナーレーベルGOと契約した関係か、翌年には親会社CBSから本盤をリリース。A面「The Vow」は壮大なオーケストラをバックに朗々と歌い上げるバラード路線だったが、ここで紹介するB面「Spinning Wheel」は氏がそれまで得意としてきたノリの良いR&B路線。オルガンを軸にしたアレンジが近年高い評価を得ているとか。作曲はA面共にSIMONE自身のペンによるもの。アレンジを担当したのは60年代前半にスタイリッシュなポップスを手掛けていたJOHNNY GREGORYが担当。SIMONEの洗練されたソウルフルな歌唱とGREGORYのアレンジが見事にマッチしている。


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