THE ACES
「The Last One」


THE MAJORITYと同じ北部の都市HULL出身のビートグループの彼等。63年の本作でPARLOPHONEからデビュー、翌年もう1枚のシングルをリリースし消えていったという典型的なB級グループの軌跡を歩む。今回紹介するのはA面「Wait Till Tomorrow」ではなくB面の「The Last One」。いきなり意味無しのコーラスでたたみ掛けるという、これまた典型的な掴みに早くもビートファンの心を掴み、そしてまた絵に描いたような展開に発展、ここでビートファンに涙腺は緩みっぱなし。B級といいながらも無駄の無い軽快な演奏とGERRY & THE PACEMAKERSのGERRYを思わせる芯のある、力強いヴォーカルが実に印象的。ちなみに本作を作曲したのはメンバーのギタリストBRIAN GATIEというのもポイント高い。


前のページに戻る