AL SAXON
「Who Was That Girl ?」


50年代にFONTANAからデビューしたポップス系歌手AL SAXON。当初は米国産ポップスのカヴァーが多かったが、自身も作曲をするようになりヒットはしなかったものの良質な楽曲を書いている。64年に移籍したMERCURYレーベルでの第一弾である本作もそんなうちの1枚。氏と本業はジャズドラマーだというDAVE CAREYとの共作。小気味良いリズムに独特のメロディが踊る洒落た作品。ヒット要素はあまり見られないがこうした質の高い作品が数多く存在するのも音楽業界の面白いところだと思う。

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