THE ANIMALS
『Outcast』

NOW PLAYING 「 That's All I Am To You 」

COLUMBIAからDECCAに移籍すると共にフランスの配給先もCOLUMBIAからBARCLAYに移った彼等。本盤はBARCLAYでの1枚目のEP。4曲中3曲は英国でシングルカットされているが、残りの1曲「That's All I Am To You」は英国では未シングル化、アルバム『ANIMALISMS』から独自にカットしたもの。前年に米国の人気スター歌手RAY CHARLESがリリースした作品をカヴァーしたものだが、RAYのヴァージョンはジャジーでラテンなアレンジを施した彼らしいR&Bだったのに対して、ANIMALSは重厚なファズを大胆に取り入れたガレージ調に仕上げた。新加入の鍵盤奏者DAVE ROWBERRYのピアノも大活躍。COLUMBIA時代もRAY CHARLES作品は好んで取り上げていた彼等だったが、レーベルを移籍しても取り上げる所に、そして一筋縄ではいかないアレンジに心意気を感じる。

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