ERIC BURDON AND THE ANIMALS
「See See Rider」


ALAN PRICEの印象的なオルガンの音色にERIC BURDONの咆哮を軸にオーセンティックな英国R&Bを聞かせてビートシーンを盛り上げた彼等ANIMALS。その後PRICEが脱退し、新たにDAVE ROWBERRYをオルガン奏者に迎え、心機一転、それまで在籍していたCOLUMBIAからDECCAへ移籍。比較的スタイリッシュな音質のCOLUMBIA時代からこのDECCA時代はガレージ指数の高い音質とシフト。それまでのブルースのカヴァーも更に猥雑な魅力を醸し出すようになる。今回紹介するシングル「Help Me Girl」のB面「See See Rider」もそんな好例。元々は詠み人知らずのトラディショナル認定を受けた、実に多くのアーティスト達が取り上げたブルース古典をガレージ指数高めのアレンジでカヴァー。このワイルドなアレンジを担当したのは先に紹介した二代目オルガン奏者ROWBERRY、氏の参加は実にプラスになった。

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