BARRY RYAN
「 Love I Almost Found You」


ベテランのエンターテイナーMARION RYANの双子の息子達PAULとBARRY。所謂二世という枠でDECCAからデビュー、数枚のヒットを飛ばし英音楽界に彩を添えた。その後PAULが作曲等裏方に回り、BARRYがソロで歌うという形に。そんな彼等といえば代表曲「Eloise」。70年代のパンクシーンではTHE DAMNEDがカヴァーするなど今やロック古典としても名高い1曲。そんな「Eloise」の印象が強いが、そのB面「Love I Almost Found You」を紹介したい。こちらもPAUのペンによる作品、A面同様にドラマティックな歌謡曲的展開を見せるゴージャスな作風。特に狂おしいギターサウンドはのちのニューロックやハードロックにも通じるカッコよさ。しかしこの作風、歌謡曲(たとえば新御三家とか)への影響も大きかったんじゃないか・・・なんて妄想もしながら聴くのも一興なり。

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