THE BATS
「Take Me As I Am」


サイケポップやB級ビート系のオムニバスCDでよく見かける彼等BATS。英国の何処かローカルの町出身なのかなと調べてみると何と南アフリカ出身。結成は64年、地元では人気グループとなり、DUSTY SPRINGFIELD等英国アーティストの公演などにも参加するなど精力的に活動していた。そして66年に渡英、MOODY BLUESを手掛けるTONY CLARKプロデュースの下、ポップでキャッチーな音作りを試みた。本作はそのうちの1枚。A面「Hard To Get Up In The Morning」はHONEYBUSを思わせる、ほのぼのとした雰囲気に好感が持てる。そしてB面「Take Me As I Am」はSYMBOLSや米HAPPENINGSが歌った「See You In September」を思わせるキャッチーな1曲。ヴォーカルも先のグループのスタイルを意識したような印象を受ける。オルガンを効果的に使ったアレンジはバブルガム的だ。

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