BEGGAR'S OPERA
「Classical Gas」


結成はグラスゴーにて60年代というからそこそこキャリアの長いプログレシッヴロックの彼等。その名の通り歌劇を思わせる、大袈裟とも言える壮大なスケールの曲構成にはセンスと技術の賜物だ。そんな彼等の本盤は歌無しのインスト作品。オリジナルは米国の作曲家MASON WILIAMSの定番インスト曲。タイトルの通りクラシカルな展開は彼等の得意とする所、縦横無尽に各楽器が暴れまくる。途中のムーグとギターブレイクは原曲には無い、彼等の独自のアイデア。まるで刑事ドラマのBGMを思わせるワウギターのカッティングとムーグの掛け合いがスリリングな展開。丁度この時期セッションドラマーBRIAN BENNETTも同じような感じのシングルを出していたっけ。プログレファンは勿論、ファンキーなインスト物がお好きな方にも是非聴いて頂きたい。

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