BEVERLEY JONES
「The Boy I Saw With You」


米国女子歌手BRENDA LEEに憧れて音楽業界に飛び込んできた実力派女子歌手BEVERLEY JONESのデビュー盤。大抵新人歌手の1枚目というと米国産ポップスのカヴァー曲というのが関の山。が、彼女には英国の人気の作曲家CLIVE WESTLAKEの作品が用意されていた。「The Boy〜」は徐々に盛り上がり強烈なフックが登場する、ミュージカル楽曲にも似た抑揚のある素晴らしい作品。リリース年はビートブーム初期だが、作風的には彼女のBRENDA LEE好きも考慮にいれてか分からないが、やや米国っぽさを感じさせる。残念ながらヒットはしなかったものの、こうした楽曲を与えられた彼女はラッキーだし、しっかり歌いこなしているのも素晴らしい。勿論本作のアレンジを担当したHARRY ROBINSONの存在も忘れてはならない。

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