BILLIE DAVIS
「Give Me Love」


62年に当時の人気アイドル系歌手MIKE SARNEのデュエット相手として録音キャリアを開始、翌年にはDECCAと契約しめでたくソロデビューを飾った彼女。2枚のシングルを残したまま同年には早くもCOLUMBIAに移籍し64年までの2年間で4枚のシングルを残す。今回紹介するのはCOLUMBIAでの3枚目のシングル「School Is Over」のB面「Give Me Love」。ビート時代真っただ中らしく、ビートサウンドを完全に取り入れた痛快ガールポップBREAKAWAYSと思われる重厚なコーラス入れたカッコいいアレンジ。前年まで根強く残っていた米国オールディーズ志向もすっかり影を潜め、英国独自のポップスを聞かせる(時代の流れの速さを痛感)。A面の作曲者クレジットに名を連ねているHUBERT PATTISONはちょっとクセのあるビート風楽曲を手掛けていた人。BILLIEのファニーな響きもったハイトーンの声質と氏の楽曲の相性は実にいい。

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