BILLIE DAVIS
「Hands Off」


脳天を突き抜けるようなハイトーン・ヴォイスが印象的な女子歌手BILLIE DAVIS。DECCAそしてCOLUMBIAからこのPICCADILLYと流浪の民の様にレーベルを渡り歩く彼女。その都度増してくるのが音楽的嗜好たるR&B/ソウルへの憧憬。特にこのPICCADILLYレーベルではそれが顕著に表れた。今回紹介するシングル「No Other Baby」のB面「Hands Off」も最たる1曲。原曲は50年代の古いR&Bだが60年代に入ってシカゴソウルの歌姫BETTY EVERETTがモダンなソウルにカヴァー、BILLIEはそのBETTYのヴァージョンを更に元気に、そしてスタイリッシュに仕上げた。近年ではモッズ族の間で評価が高いとか。

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