BILLIE DAVIS
「I Want You To Be My Baby」


一度離れたDECCAに67年に再就職(?)した女子歌手BILLIE DAVIS、本盤は3枚目となる「I Want You To Be MY Baby」。53年にジャズ系歌手JON HENDRICKSが作曲しLOUIS JORDANが吹き込んだジャイヴ調作品を取り上げたもので、前年に米国の人気作曲家ELLIE GREENWICHがカヴァーしており、本盤はGREENWICHヴァージョンを元にしていると思われる。SPENCER DAVIS GROUPの「GIMME SOME LOVIN'」っぽいリズムから始まり、それが途中BO DIDDLEY風に変わったりと終始賑やかでテンションが高い作風はBILLIEのキャラに上手くハマって見事全英33位を記録。そしてこの英国音楽界ならではの豪華なアレンジは当時アレンジャーとして活躍しはじめていたMIKE VICKERS。豪華なんだけど品も感じさせるアレンジ術はVICKERSならでは。

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