BILLY J. KRAMER
「Darling Come To Me」


60年代前半から半ばにかけて伴奏グループDAKOTASを率いて活躍、人気を博したリヴァプールの伊達男BILLY J. KRAMER。67年にソロ歌手へと転向、REACTIONを筆頭に色々とレーベルを渡り歩きながらシングルリリースを続けていた氏。73年にはDECCAと契約し2枚のシングルをリリース、今回紹介するのはその2枚目「Darling Come To Me」。当時のトレンドだった米国風スワンプ/カントリーロックな雰囲気を纏ったロックナンバー。重厚でちょっぴりファンキーなリズムに骨太になった頼もしい歌声を聴かせてくれる。本盤のプロデューサーの1人でもあるギタリスト/作曲家MICK GREENが作曲にも名を連ねている。GREENといえばこの後のパブロックのブームにおけるPIRATESでの活躍ぶりが連想されるが、60年代は一時的にDAKOTASのメンバーだったこともあり、そうした繋がりでの本盤での仕事だったのだろうか?

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