BILLY J. KRAMER WITH THE DAKOTAS
「Don't You Did It No More」


LENNON=McCARTNEYを歌うシリーズのラスト作「From A Window」が全英第10位のヒットを記録。同じLENNON=McCARTNEY作を取り上げてのかつてのトップ10の上位を獲得したシングル群に比べるとやや地味だったか。そして64年から65年に変わりビートブームも終焉向かう時期にリリースされた次のシングル「It's Gotta Last Forever」。人気の作曲家CLIVE WESTLAKEとKENNY LYNCH等のペンによる作品だったが、世間の反応はイマイチ、全くヒットに至らなかったというそれまでの彼等の功績を考えると結構驚くべき結果だった。今回はそういったタダでさえ認知度が低いシングルの、更に知られていないであろうB面「Don't You Do It No More」を紹介。美しい印象のA面に比べてB面は野性味むき出しのストレートなビートサウンド。作曲はDAKOTASのメンバーの2人。レーベルに記載されているGREENとは前年にJOHNNY KIDD AND THE PIRATESから移籍してきたギタリストMICK GREEN。この後PIRATESを率いて大暴れをすることになるのだが、そうした氏の野性味溢れるロック魂が炸裂した1曲。

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