BLACK VELVET
「Love Makes The World Go Round」


主に米国産ソウル/R&Bのカヴァーを得意としていた英国ソウルグループRAISINSを前身に持つBLACK VELVET。70年にBEACONレーベルからデビュー、ソウル/R&Bにレゲエ、サイケ等多岐のジャンルを行き来するような音楽性で数多くの良質な音源をリリース。本盤はBEACONでのラストシングル「Thought I Had Me A Good Thing Going」、ここではB面「Love Makes The World Go Round」を紹介。こちらは同年にリリースしたアルバム『THIS IS BLACK VELVET』からのカット、流麗で音圧の高いストリングスが印象的なポップソウル調作品。FOUNDATIONSやJOHNNY JOHNSON AND HIS BANDWAGON等にも通じるキャッチーさ。作曲はアレンジも担当しているNORTON YORK。YORKはTROJAN等レゲエ系レーベルでのアレンジの仕事も数多くしており、なるほどTROJANでリリースされているポップなレゲエ作品のストリング・アレンジも確かこういう感じが多い。

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