BOBBY JAMESON
「All I Want Is My Baby」


ANDREW LOOG OLDHAM・・・この人ほど当時の英国業界で胡散臭い人はいなかったんじゃないだろうか・・・とはいえSTONESやIMMEDIATEレーベル等しっかり結果を残しているのは凄いが・・・
まぁ氏のことは置いておいてだがそんな氏が拾ってきたのが今回の主役BOBBY JAMESONなる歌手。このJAMESON、元々は米国で自作を歌いローカルヒットを出していた歌手だった人。そんな彼がたまたまロンドンに旅行に来た際に先のOLDHAMにスカウトされこのDECCAでの録音に至ったというわけ。OLDHAMの鋭い(胡散臭い?)嗅覚がJAMSONを捉えて離さなかったのかもしれない。ちなみに本作の作曲者はOLDHAMにSTONESのKEITH(本盤の監修も担当、名前だけ貸しただけか??)。曲調はもろにFOUR SEASONSの「Silence Is Golden」、しかも微妙にヘタな感じが良い味を醸し出している。結局この後もう一枚のシングルをリリースし米国へ帰っていった。失意のままかは分からないが当時のヒップな人脈と接触、仕事が出来ただけ良かったんじゃないか?

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