THE CASUALS
「I Can't Say」


大ヒット「Jesamine」を始めとしてその甘ったるいまでのソフトロックで出稼ぎ地であるイタリアを中心に世界を魅了した英国出身の彼等CASUALS。が、そんなイメージも彼等が望んだものではなくレーベル側の戦略なのだろうか・・・そんな事を考えてしまう程、B面はダンサブルな楽曲を配していることが多い。本作は甘いソフトロック「My Name Is LoveのB面、グルーヴィなリズムにパーカッションが被り、ホーンにフルートといったサイケポップには欠かせない楽器群がフィーチャーされたサイケモッドなナンバー。本当はこういうサウンドを彼等は志向していたんじゃないだろうか?とはいえ所詮バンドの音ではなくスタジオでの作業という枠からは出られないのは否めないのだが・・・

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