CLIFF RICHARD AND THE DRIFTERS
「Apron Strings」


伴奏を担当していたSHADOWSがまだDRIFTERS名義だった、そして若さ溌剌なロックンロール・アイドル時期のCLIFFの大ヒット曲「Living Doll」。今回はそのB面「Apron Strings」。同年に米国の‘BILLY THE KID’なるアーティスト名のロックンロール歌手がメジャーレーベルKAPPからシングルのB面曲としてリリースした楽曲のカヴァー。原曲は比較的ゆったりしたテンポだったが、こちらのCLIFFのヴァージョンはテンポやノリもより軽快にした仕上がり。CLIFFといえば優しく問いかけるような歌唱でお馴染みだが、シャウト等を駆使した初期のやんちゃな感じを演出した本作のような録音も捨て難い。SHADOWSの面々の実にタイトな演奏も本作の聴き所。しかし英国アーティストによくあることだけど、英国で配給していないマイナーな音源を持ってくるところは実にニクイね。

前のページに戻る