CLIFF RICHARD AND THE SHADOWS
「Somebody Loses」


全英15位と彼等にしてはやや地味目なチャートヒットだった本盤。A面「Blue Turns To Grey」は人気グループROLLING STONESのMICKとKEITHによる作品を取り上げたものだが、今回紹介するのはそのB面「Somebody Loses」。こちらは彼等の代表作「The Young Ones」を手掛けた米国の作曲チームSID TEPPERとROY C. BENNETTによる作品。オールディーズ調のシンプルなポップスで、途中50年代の米国R&Bの定番曲であるSHIRLEY AND LEEの「Let The Good Times Roll」を思わせるフレーズもあったりと面白い作風の1曲。66年にしてはやや古っぽさは否めないが、彼等だからこそこの時期でも成立する潔さがある。A面でも聴けるHANK MARVINによる面白いギターの音色も印象的。

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