CLIFF RICHARD AND THE DRIFTERS
「Steady With You」


後にSHADOWSと改名するインストグループDRIFTERSを率いて58年にシングル「Schoolboy Crush」でデビュー、見事全英チャート7位を記録するという華々しいデビューを飾った英国ロックンロールの新星CLIFF RICHARD。続く2枚目「High Class Baby」も7位と好成績を残した。が、続く3枚目「Livin' Lovin' Doll」は全英20位という、前の2枚に比べてやや地味な結果に終わってしまった。今回はそのB面「Steady With You」にスポットを当てたい。軽快なロックンロールだったA面とは対照的にこちらは甘いティーン/ロッカバラード系の作品。後の「Summer Holiday」等の様な洗練された英国産ポップスと違って、この時期のCLIFFの作品は米国産音楽の影響が強く出ており、歌唱もやや粗削りな印象を受けるが、そこがこの時期の彼の魅力だろうか。作曲はIAN SAMWELL。

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