「American Girl」
CLINTON FORD
「American Girl」
ランカシャー出身、カントリーやジャズを土台に活躍するエンターテイナー系歌手CLINTON FORD。本盤は66年から71年まで在籍していたPYEでの1枚。オールドタイミィなノリを取り入れた、この時期の英国ポップス業界によくあった作風。若い時からジャズバンドで歌っていた氏だけに実にお手の物。朗々と気持ち良く歌い上げた。作曲はLES REEDとBARRY MASONという人気のコンビによるもので、元々は前年にMASONが歌手としてリリースした音源をカヴァーしたもの。プロデュースはJOHN SCHROEDER、アレンジはALAN TEWが手掛けた。それ以前にもPYEでヒットを記録しており、本作も実にキャッチーな作風でヒット狙いも可能に思えるが、残念ながらヒットすることは無かった。