CONSORTIUM
「Copper Coloured Years」


淡々とした朝靄、いや夕ぐれか。彼等CONSORTIUMのサウンドを表現するとそんな言葉が浮かぶ。どこか抽象的ではっきりした輪郭がない・・・前レーベルのPYEから決まってB面にはそういった楽曲が添えられている。A面はレーベル側が用意したと思われるキャッチーなソフトロックというパターンが多い。本作でもA面「Melanie Cries Alone」はメロディアスなソフロ、そしてここで紹介するB面「Copper Coloured Years」はタイトルからしてサイケな1曲。たぶんB面こそが彼等の指標とするサウンドだろう。だけどそうだよなぁ、やっぱりビジネス、売れなきゃ意味ない大人の事情。後にサイケのコンピレーションCDに収録され褒め殺し並みの賞賛の言葉を何個も羅列されても当人達にはちっとも嬉しくないか・・・

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