THE CRAZY WORLD OF ARTHUR BROWN
「Best Cure」


頭に火のついた皿(?)を乗せて踊りまくりながら歌唱するパフォーマンスでお馴染み、歌手ARTHUR BROWN率いるサイケロック系グループCRAZY WORLD OF ARTHUR BROWN。本盤はそのパフォーマンスで全英首位の大ヒットを記録した「Fire」、ここではそんな有名なA面に隠れてしまったB面「Rest Cure」にスポットを当てたい。こちらはゆったりしたテンポから徐々に盛り上がりサビで四つ打ちビートが入る、60年代半ばから後半にかけて英国ポップスではよくあるタイプの楽曲。が、BROWNのシアトリカルな歌唱と聴き手の頭の中にあるA面のパフォーマンスで見せる怪しい踊りの残像(?)が相まって、カッコいいサイケポップに聞こえてくる・・・のは錯覚だろうか?作曲はA面同様にBROWNとバンドの鍵盤奏者VINCENT CRANE。プロデュースもA面同様にKIT LAMBERTとPETE TOUNSHEND。

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