THE DALYS
「Never Kind Of Love」


64年にDECCAからデビュー、当時のプロモーション写真を見ると2人組の様だが、おそらくPETER AND GORDONやCHAD AND JEREMYへの対抗策としてDECCAが送り出したのだろうか、このDALYS。翌年にはFONTANAに移籍し、本盤はその1枚目となる。手堅くヒットを狙ったのだろうか、A面「Me,Japanese Boy」は当時英国でも人気を博していた米国の作曲家BURT BACHARACHの作品を取り上げたもの。ここではそのB面「Never Kind Of Love」を紹介、こちらは作曲者のクレジットにグループ名と同じ‘DALY’とあるから自作だろうか、冬の寒さを連想させるような、涼しげなストリングスやヴィブラフォンを配したアレンジに繊細なコーラスを聴かせるフォークポップ調作品。アレンジを手掛けたのはARTHUR GREENSLADE。

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