DAVE ANTONY'S MOODS
「Talking To The Rain」


ホーン隊を備えた、7人編成のモッズ系ソウルバンドDAVE ANTHONY'S MOODS。66年にMANFRED MANNとMIKE HUGGのプロデュースの元、デビューシングルを作成。その硬派なまでのモッド・ソウルは一般的な評価を得られぬまま1枚きりで契約が終了。その後、どういう話が来たのか分からないが、イタリアに活動の拠点を求めて出発、かの地のレーベルJOKERと契約し67年に2枚のシングルをシングルをリリース。本盤はその2枚目、A面はレーベル側の要請か、当時ヒットしていたPROCOL HARUMの「青い影」の営業的なカヴァー。が、彼等の本質はずばりB面「Talking To The Rain」にある。自慢のホーンセクションを大々的にフィーチャーした、サイケ風味も若干散りばめたモッドソウル。とはいえこっちをA面にしてもヒットはしなかっただろうな。ちなみに彼等、しばらくはイタリアでの人気を満喫したそうな。

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