D.B.M.&T.
「Frisco Annie」


60年代後半にキャッチーなポップスで人気を博した、DAVE DEE, DOZY, BEAKY, MICK & TICH(我が国ではDAVE DEE GROUPとしてお馴染み)。69年にはDAVE DEEがソロ歌手として脱退、残った4人がD.B.M.&T.名義で同じFONTANAレーベルから同年に再出発。本盤は全英チャート33位を記録した2枚目のシングル「Mr. President」、ここではそのB面「Frisco Annie」を紹介。A面は当時の人気グループCSNYあたりの米国のフォーキーで爽やかなロックを意識したような作風だが、こちらは後期BEATLESあたりを思わせる、ちょっとサイケの残り香も感じさせる作風。両面共にメンバーのDOZY、BEAKY、TICHの3人によるもの。DAVE DEEと一緒に活動していた時期のシングルのB面曲も彼等のペンによるものが多く、人気作曲チームによるヒットしたA面曲とは雰囲気の違う、面白い作品を聴かせてくれたものだった。

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