DEEK RIVERS
「The Outsider」


60年代前半にマンチェスターにてBIG SOUNDなるグループを率いて活動していた歌手DEEK RIVERS。時はビートブーム前、CLIFF RICHARDをはじめとするアイドルロッカー達が活躍していた時期。それ故にソロとして契約という形だったのだろうか・・・A面「One Kiss」はRIVERS自身の作曲による、この時期によくあるポップなロックンロール調。ここではB面「The Outsider」を紹介。こちらはELVIS PRESLEYをはじめ多くの歌手達に楽曲を提供してきたSID TEPPERとROY C. BARNETTの人気米国作曲チームによる作品。流麗なアレンジとほどよいテンポに乗ってRIVERSが優しく愛を囁くように歌う極上のティーンポップ、所謂ポップコーン的な評価も高いそうな。米国の作曲チームの作品故に原曲は米国の歌手が歌っているのだろうと調べてみると出てくるのはこのRIVERSと同じくORIOLE所属の英国のポップス系歌手BRETT ANSELLのヴァージョン(ANSELLのそれは前の月のリリース、しかも同じくB面曲)のみ。そういえばこの作曲チームはCLIFF RICHARDに「The Young One」を提供したりしているから英国ORIOLE向け(?)に書いたのかもしれない・・・

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