DOMINIC GRANT
「Don't Stop Girl」

70年代にはポップス系グループGUYS 'N DOLLSのメンバーとして活躍した歌手DOMINIC GRANT。本盤はそんな氏がソロ歌手として68年にリリースしたデビュー盤。A面「I've Been There」はSCOTT WALKERを思わせる低音を駆使したバラード調作品、ここではそのB面「Don't Stop Girl」を紹介。イントロのファズから一気に駆け抜ける、ブルーアイドソウル風味もあるグルーヴィポップ。ノーザンソウル系ファンにもアピールする躍動するビートにこの時期の英国独特のグルーヴィな響きを聴かせるオルガンを入れたアレンジも洒落ている。作曲を担当したのは60年代後半に数多くのグルーヴィなポップス音源を手掛けていたDES CHAMPとROGER EASTRBYのチーム。アレンジやプロデュースのクレジットは無いが、A面はARTHUR GREENSLADEが手掛けており、こちらも氏によるものだろうか?

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