DON CHARLES
「We Only Live Once」


JOE MEEKのプロデュースでDECCAから数枚のシングルを残したことで英国60年代ポップスファンに知られている歌手DON CHARLES。音楽的に意欲が旺盛だったのか、歌手としてだけではなく作曲家やプロデューサーとしても活躍。プロデューサー/セッション系ギタリストALAN CADDYと共に制作会社‘SOUND VENTURE PRODUCTIONS’を設立。ここで紹介する65年のシングル「Dream On Little Dreamer」のB面「We Only Live Once」はそうしたCHARLESの意欲、才能が反映された作品。時代のトレンドたるビートサウンドの影響も感じられる、軽快なポップス。同期時にCHALRESはマイナー系ビートグループへ楽曲の提供やプロデュースも行っており、そうしたグループとの仕事からの影響もあったのかもしれない。大抵ソロ歌手のレコードだとストリングス等が導入されがちだが、彼等のプロダクションは予算的に厳しかったのか、バンドサウンドを軸としたシンプルな仕上がりとなっており、それが良い味を出している。CHARLESと共に作曲を手掛けたALAN KLEINも古くから歌手としてリリースもある人。

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