DOUG SHELDON
「Mickey's Monkey」


役者としても活動していた歌手DOUG SHELDON。61年にDECCAからデビュー、そのサウンドはビートブーム以前のティーンポップ系だがビートブーム以降も比較的そのスタイルを取っていた氏。そんな氏も63年の本作がDECCAでのラストリリースとなってしまった。この「Mickey's Monkey」は米国のソウルレーベルMOTOWNの人気グループMIRACLESのカヴァー。同年の彼等のヒット曲だが、当時英国ではMOTOWNはORIOLEレーベルが配給しており、ORIOLE盤はオリジナルの米盤のヒットに反して全くヒットしていなかった。結局このDOUGのヴァージョンもヒットはしなかったが、そんな楽曲を取り上げた先見性が認められてか翌年、玄人受けしていた当時の人気DJ、GUY STEVENSが主催するモッズ族御用達SUEレーベルでシングルをリリースすることになる。

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