DUFFY POWER
「Davy O'brien (Leave That Baby Alone)」


英国ブルース界きっての風雲児DUFFY POWER、この時期もセールス的には恵まれなかったが業界での評価が高いから(他のレーベルでもゲストヴォーカリストとして録音)かこうやってシングルもリリースしている。本作は米ソングライターRANDY NEWMANの作品。POWERがNEWMANだって!? いやいやブルースばかりがPOWERじゃない、この表現力、包み込むような男の優しさ。JOE COCKERが表に出てくる前は明らかに彼だった。上品がモットーの(?)MIKE VICKERSとRON RICHARDSとのこの仕事も見事にこなしている。もっともNEWMANも駆け出しのことはR&B歌手に曲を提供するなどもともとブルース心も備えてあった。そんな2人にしか分からないようなブルースが本作に見え隠れするように思えるのは気のせいなのだろうか。

前のページに戻る