DUSTY SPRINGFIELD
「If It Hadn't Been For You」


66年にリリースされた、全英17位と彼女にしては地味目なヒットだったシングル「Little By Little」。思わずステップを踏みたくなるテンポに哀愁漂うメロディが乗ったブルーアイドソウル調が受けてか近年高い評価を得ているそうな。が、ここではそんな評価に隠れてしまった感のあるB面「If It Hadn't Been For You」を紹介。ノリの良いA面とは対照的にこちらはしっとりとしたバラード作品。DEE DEE WARWICK等ポップス系作品も歌っていた米国のソウル/R&B歌手が歌いそうな、スウィートでメロウな雰囲気が実に洒落ている。この時期の英国産ソウル作品の中ではかなり質の高い部類に入るのではないだろうか、やはりスター歌手DUSTYといったところか。作曲はA面にも参加している米国の作曲家のBEA VERDIとBUDDY KAYE。アレンジはDUSTYといえばこの人、IVOR RAYMONDE。

前のページに戻る