EDEN KANE
「Get Lost」


60年代前半というとまだビートブーム前、CLIFFを筆頭にADAM FAITHにJIMMY JUSTICE、MARK WYNTERといった所謂ティーンアイドル/ロッケンローラーが大活躍していた時期。そんな中出てきたのが今回の主役EDEN KANE、インド生まれ(CLIFFと一緒!)という変わった経歴の持ち主で後にPETER SARSTEDTの名でデビューする兄と共にデュオで活動、ソロデビューとなった次第。今回紹介するこの曲も典型的なティーンポップ、何も考えず楽しみたい。そんなティーンポップも我が国ではCLIFFを除く先の連中はなかなか評価が良くならない気がするのだが、ちょっと見方を変えてみると近年注目を集めているベルギーのポップコーン、その観点から見ると彼等はまさに宝庫、このKANEのシングルもまさにポップコーン・ダンサー。ちなみに本作を作曲したLES VANDYKE。この時期辺りから良質なティーン・ポップを次々に生み出した名作家。いうなれば英国ポップコーンの名人だ。

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