EDEN KANE
「Someone Wants To Know」


60年代前半にポップス系歌手として活躍したKANE。本盤は60年から在籍してヒットを飛ばしてきたDECCAでのラストリリース。両面共にオールディーズ/ティーンポップ調の作品に定評のある作曲家LES VANDYKEによるもの。ここではB面「Someone Wants To Know」を紹介。ほどよく軽快なテンポにホーン等駆使したキャッチーなアレンジの上に素敵なメロディが乗ったティーンポップ調作品。KANEも素敵な歌唱を聴かせてくれる実に質の高い仕上がり。アレンジは色々なレーベルで良質なポップスを手掛けていたJOHNNY KEATINGが担当。リリース年の63年というとビートブームが盛り上がってきていた時期、それを考えるとやや時代錯誤感は否めないかもしれないが、キラッと光るVANDYKEの素敵な作家性は見逃せない。

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