EDUMONDO ROS AND HIS ORCHESTRA
「Sixteen Tons」


60年代よりも簡素なレーベルロゴに三角センター、これぞヴィンテージ!といった趣のある50年代のDECCAのシングル盤。本盤は当時人気バンドリーダーとして活躍していたEDMUNDO ROSとその楽団が56年にリリースしたもの。米国のカントリー歌手MERLE TRAVISが47年にリリース、55年に同じく米国のカントリー歌手TENNESSEE ERNIE FORDがカヴァーしヒットさせた、スタンダードとして知られる作品。楽団による、ほのかにラテンの雰囲気を塗した控えめな演奏にROSの渋く味わい深い歌唱とコーラスが乗ったシックな仕上がり。レーベルに記載されている‘at The Coconut Grove, London’とはROSが運営していた人気のナイトクラブだそうな。ロンドンのナイトクラブの雰囲気ってこんな感じだったのだろうか・・・

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