EPISODE SIX
「Mighty Morris Ten」


後にDEEP PURPLEに参加するROGER GLOVERやIAN GILLANが在籍していた等でロックファンにも比較的馴染み深い(?)、PYE所属のマイナー系グループの彼等。本盤は3枚目のリリース。A面「Here There And Everywhere」は60年代の業界のトレンド、BEATLES楽曲のカヴァーだが、ここではB面「Mighty Morris Ten」を紹介。米国のホットロッドを大胆に取り入れた英国産ホッドロッドと呼びたくなる爽快な作品、演奏だけでなくコーラスワークもかなり本格的。本場ホッドロッドの定番車であるFORD社に対抗してか、こちらは英国MORRIS社製造の30年代から40年代にかけて人気を博したMORRIS TENを題材にするところも心憎い。ホッドロッド音楽というと60年代前半の印象が強いが、本盤は66年という、このまた微妙なタイムラグ感も英国っぽいか。作曲はROGER GLOVERが担当。

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