ERIC BURDON AND THE ANIMALS
「Monterey」


「朝日の当たる家」や「悲しき願い」等の骨太なR&B/ブルースで一躍英国のトップR&BグループとなったANIMALS。その後はメンバーチェンジを繰り返しそれまでのR&Bの枠を抜けるべく、当時指針としていたサイケサウンドの本場米国は西海岸に活動の場を移すことに。当時ヒップなイベントだった野外音楽コンサート‘MONTEREY POP FESTIVAL’に出演、ステージに花を添えた彼等。その時の情景を日記に記すかのように書いた曲がこの「Monterey」。軽快なベースとドラムを筆頭にあらゆる楽器、そしてERIC BURDONの野性味あるヴォーカルが生み出すロックグルーヴに一気に引き込まれる。後半にはBYRDSやJEFFERSON AIRPLANE、JIMI HENDRIX他共演したアーティスト達の名前と彼等を模したフレーズが飛ぶ出す遊びも飛び出す。こうしたアーティスティックな実験精神や楽しいヒッピーライフ、いかに当時が華々しかったかを物語るには十分な魅力を放っている。

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