THE FINGERS
「My Way Of Thinking」


デビュー前からライブではビートやポップス、ソウル、ジャズと色々なジャンルを演奏していたという彼等、FINGERS。66年にKINKSのRAY DAVIESの作品「I Go To Sleep」でPOLYDORからデビュー、同年には大手COLUMBIAに移籍し本盤をリリース。A面「I'll Take You Where The Music's Playing」は彼等がライブでレパートリーにしていたという、米国の人気R&BグループDRIFTERSの楽曲のカヴァーだがここではB面「My Way Of Thinking」を紹介。作曲は彼等のマネージャーと知り合いだったという人気作曲家GEOFF STEPHENSによるもので軽快で力強いビートに豪快なホーンセクションが乗ったソウル風味のアレンジが施された、所謂モッドソウル/ブルーアイドソウル的な作風。随所に入るコーラス部分には迫りくるサイケの要素を感じさせる。66年という時代の過渡期ならではの作風だろうか。

前のページに戻る