GEOFF TURTON
「I've Got To Tell Her」


GOFFIN=KING「He's In Town」のビッグヒットでお馴染みビートグループROCKIN' BERRIES。そのグループのメンバーで、魅惑的なファルセット唱法を駆使して人気を支えた人、GEOFF TURTON。後に芸名をJEFFERSON名義に変えてTONY MACAULA等が作った込上げ系ソフトロックでブレイクする彼だが、ソロ一発目は本名GEOFF TURTON名義でのリリースだった。本作はBACHARACHのペンによるカントリータッチの「Don't You Believe It」をA面に配した1枚。B面「I've Got To Tell Her」はTURTON自身の作品だが、MACAULAYやCOOC=GREENAWAY等が作った込上げ系と呼ばれる作品群に比べて込上げ指数はやや足りない感もあるが、その微妙な匙加減も自作ならではの魅力とこの際言ってもいい。まさにROCKIN' BERRIESからJEFFERSONへの過程の進化を音にしたような作風、成長を物語るような1曲。

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