GEORGIE FAME AND THE BLUE FLAMES
「El Bandido」


モッズ族がたむろしていたナイトクラブ‘FLAMINGO CLUB’を根城に活動、大ヒット「Yeah Yeah」でお茶の間にもその決して敷居の高すぎないヒップなセンスでオルガンサウンドを浸透させたオルガン王子GEORGIE FAMEとBLUE FLAMES。そしてきわめつけが全英第1位を獲得した「Get Away」。ギターサウンドを全面に出したシンプルなポップソングだが、そのヒップなセンスを見事にメインストリームに押し上げた氏。が、その反面やはりアンダーグラウンドな体質も忘れてはいけないと感じだか、そのB面「El Bandido」では通好みのインスト楽曲を収録。WILSON PICKETTの「Funky Broadway」を思わせるイントロからブーガルーをはじめとするラテンジャズ、ソウルジャズ、当時の最新のトレンドだったソウルを詰め込んで濃厚なジュースを絞り出したような作品。メジャーにいながらB面だがこうして妥協しないサウンドを容易に提示出来るのはやはりカッコイイ。

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