GRAPEFRUIT
「Dead Boot」

なんでこんなレーベルから出ているんだ!?と米盤をいろいろ見ているとそんな光景に出くわすこと多々、英国音楽の配給元の話。英では比較的大手のレーベルから出されていても米国配給は大手傘下のマイナーレーベルが多い。今回紹介するこのGRAPEFRUITからの一枚もそう。A面「Dear Delilah」は本国ではヒットするも米国では親会社がABCとメジャーながら、その傘下のEQUINOXなるレーベルからのリリース。で、今回はB面「Dead Boot」を紹介。翌年世界中で流行するフランスのSERGE GAINSBOURGとJANE BIRKINの大ヒット「Je T'ame〜」を思わせる、淡々とそしてゆったりしたグルーヴが心地良い小品。ヒットしたA面に影に完全に隠れてしまっているが実はファンも多いらしい・・・英盤よりも低音がいやらしく響くのは気のせいか!?プロデューサーはかのTERRY MELCHERのはずだが何故かプロデューサーのクレジットにはPSYCHEDEREKと造語らしき名前(言葉?)が・・・そんな胡散臭さも米盤特有の音質と変にマッチする・・・というのはやや強引か。

前のページに戻る