GUY DARRELL
「Big Louie」


70年代のノーザンソウル最盛期に60年代の全く売れなかった音源が評価、突然ブレイクした不運なのか幸運なのかよく分からないポップス系歌手GUY DARRELL。64年にORIOLEからデビュー、65年にはORIOLEの買収元であるCBSに移籍し数枚のシングルを数枚リリース。本盤はCBSでの4枚目「My Way Of Thinking」、ここではそのB面「BIg Louie」を紹介。ずっしりとしたリズムに軽妙な歌唱が乗るちょっとコミカルなR&B風ポップス。途中で入る、いかにもこの時期の英国らしいグルーヴィなオルガンの音色も手伝ってか、モッドソウル/ブルーアイドソウル的な評価も高いとか。作曲は米国の南部系ソウル/R&Bの人気作曲家チームDAN PENNとSPOONER OLDHAMのチーム。本盤と同じ66年に人気テレビドラマ‘わんぱくフリッパー’等で知られる米国の人気アイドル俳優LUKE HALPINが同じ作曲チームによる同タイトルのシングルをリリースしているが、おそらくそのカヴァーと思われる。

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