HAIRPOWER
「Dead End」


60年代後半に米国ブロードウェイから生まれ、その衝動が世界にも波及し欧州でも各国のオリジナルキャストでの上演された本格的ロックミュージカル‘HAIR’。今回紹介する謎のグループ、その名もHAIRPOWERもそういった一環のプロジェクトだろうか。A面「Royal International Love-In」はスコットランド出身のロッカーALEX HARVEYがミュージカルにインスパイアされて手掛けた楽曲を取り上げたものだが、ここでは本家ミュージカルとその楽曲群を手掛けたGALT MacDERMOTとGEROME RAGNI、JAMES RADOが70年に番外編として制作したアルバム『DisinHAIRited』からの楽曲を取り上げたもの。軽快なA面とは対照的にこちらはゆるくファンキーなノリの作品。ジャジーなピアノも良いアクセントになっている。アレンジを手掛けたのは60年代後半からCBSを中心にグルーヴィでポップな音源を手掛けていたIAN GREEN。

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