HAMILTON KING
「The Cup Is Fuller」


64年にHMVからデビュー、R&B/ブルース的な要素を入れたシングルを数枚リリースしている歌手HAMILTON KING。67年にはMOODS OF HAMILTON名義でサイケなシングルを1枚残すなど時代のトレンドに敏感だったよう。そして68年には業界人VICKI WICKHAMが指揮する、‘英国のMOTOWN’を掲げたレーベルTOASTに移籍。本盤はTOASTでリリースした唯一のシングル。当時のソウル/R&Bでのトレンドの1つだった南部ソウルを連想させるバラード「This Love Of Mine」がA面、今回紹介するのはB面「The Cup Is Fuller」。冒頭の太いドラムの強靭なビートが印象的な、ゆったりめのファンキーソウル。極力音数の少ないアレンジが実に潔い。バックコーラスはレーベルメイトのROSETTA HIGHTOWERやCOINSのメンバーだろうか・・・

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