HAPSHASH AND THE COLOURED COAT
「The Wall」


ロンドンが最も華やかだったこの時期、サイケなポスター等で活躍していたデザイナーMICHAEL ENGLISHとNIGEL WAYMOUTH。そんな2人を中心に結成されたサイケデリック集団HAPSHASH AND THE COLOURED COAT。本作は2枚目のアルバムからのカットで唯一のシングル「Colinda」、今回紹介するのはそのB面「The Wall」。英国で所謂サイケというとポップで親しみやすいメロディが乗ったサイケポップ調が多いのだが、本作は本場米のサイケにも似た、混沌とした英としては異色のサウンドを聞かせる。フロントマンが業界人、バックを務めるのがTONY McPHE等をはじめとする英国ロック界の名うての面子という至って商業ベースとは無縁な場所から生まれたからだろうか(しかしレーベルは超大手LIBERTYなんだけど)・・・このような本格的なサイケサウンドを手掛けたのがバブルガムなヒットシリーズ‘WOMBLES’でお馴染み、ROY WOODに通じるポップなセンスの持ち主MIKE BATTというのも面白い。

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