HELEN SHAPIRO
「No Trespassing」


米国音楽業界への営業か、はたまたヒットを飛ばしレーベルに貢献してきた彼女への労いか、COLUMBIAレーベルが誇る歌姫HELEN SHAPIROが米国はナッシュビルで現地のミュージシャン達と録音したアルバム『HELEN IN NASHVILLE』。本盤はそのアルバムから2曲をカットした1枚。軽快なテンポにマイナー調のメロディが歌謡心をくすぐるA面「Not Responsible」、そしてここで紹介する同じく軽快なテンポに陽気なオールドタイミィ調のメロディが乗ったB面「No Trespassing」。A面は英国市場にアピールしそうな雰囲気だがB面の方がいかにも米国風のノリといった印象を受ける。両面共に手掛けたGRADY MARTINはELVIS PRESLEYやJOHNNY CASH等スター歌手達を手掛けたナッシュビルの要人の1人。これだけヒット要素が詰まっていながらも全くヒットしなかった・・・音楽業界は厳しい・・・

前のページに戻る