HOOTERS
「Tossing And Turning」


混沌かつ色彩鮮やかだった60年代後半を経て、白け時代の幕開けの70年、その後はグラムの出現やらレゲエの台頭やらとなかなか忙しい状況で60年代後半とはまた違うカラフルな音色が業界を賑わすことに。
とくに70年代前半にはそうした状況を反映した実にジャンルが定まらない(?)ミクスチャーなサウンドが横行する。今回紹介するSPARKレーベルからのHOOTERSもそんな1つだろうか。当時のレゲエのリズムを導入した、グラムにもちょっと足の指先あたりを突っ込んだようなポップな作風。曲自体は本作のプロデューサーの1人でもあるJOHN CARTERが在籍していた60年代のコーラスグループIVY LEAGUEのヒットでお馴染みの楽曲。このHOOTERS、おそらくJOHN CARTERを中心としたスタジオでのお遊びプロジェクトだろうが、この南国リゾート感(?)は後に氏が手掛けるポップグループFIRST CLASSに引き継がれていったのかもしれない・・・

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